昇降機設備

駅舎用エレベータ ラクール

現代の交通機関において、エレベータは無くてはならないものとなっています。
高齢者や身体の不自由な方にとって、より安心のできる社会環境の整備が求められています。
しかし、これまで鉄道施設にエレベータを設置する場合、プラットホームが狭かったり、長い工事期間を要していました。

<ラクール>は誰もが安心してご利用いただけるよう、使いやすさにきめ細かく配慮するとともに、大幅な”省スペース・短工期・低コスト”を実現しました。
かご内室
spacer 「正背2出入口タイプ」のかご内室
[ 天井 ] 乳白色樹脂グローブ照明 化粧鋼板
[ 換気装置 ] クロスフローファン
[ 側壁・ドア ] 化粧鋼板
[ ドア窓 ] 網入ガラス
[ 入口柱 ] 化粧鋼板
[ 幅木 ] アルミ製銀白色アルマイト仕上
[ 床 ] ビニールタイル
[ ハンドレール ] 軟質塩化ビニールカバー
[ 車ずり ] ステンレスへアライン仕上

ゆとりの広さを確保した11人乗り

かごの間口は1,000mm、奥行きは1,830mmとし、ゆとりの広さを確保した11人乗りとしました。 車いすを使用される方も、一般の方と共に、快適にご利用いただけます。

背後を確認できるミラーを設置

正面と背面の乗場ドア上部右隅に、それぞれミラーを設置していますので、背後の様子を確認していただけます。

視覚障害者のための音声案内

視覚障害の方のために、音声でエレベータの行先方向、 到着階床、非常時の誘導などを自動的に案内します。

聴覚障害者のための電光表示

聴覚障害の方のために、正面または背面のどちらの出入口が開くかを、 操作盤上部と出入口上部に設置された電光表示でご案内します。

2方向出入口の「通り抜けタイプ」

かごには、正面と背面の2カ所の出入口を設けています。 車いすの方が、入ったままの向きでエレベータの中を通り抜けできますので、楽に乗り降りしていただけます。 また、駅舎の動線に応じて、正面と側面の2カ所に出入口を設ける 「正側2出入口タイプ」もご用意しています。

ハンドレール(手すり)を標準装備

高齢者や車いす使用の方に配慮して、かご両側面にハンドレール(手すり)を標準装備。 より安全で快適にエレベータを利用していただけます。

かご操作盤は「タクタイルボタン」を採用

行先階ボタン、ドア開閉ボタン、インターホン呼びボタンは、目の不自由な方に配慮して、表示が浮き出た「タクタイルボタン」としました。 これにより、点字が読めない方もボタンの識別が可能です。
※点灯式ボタンの表示部は、点灯時がオレンジ色、消灯時は青色となります。

乗場デザイン

車いす使用の方が、楽に乗り降りできるよう、間口を900mmの広さにするとともに、乗場ボタンを低めに設置しており、すべての利用者に共用で使っていただけます。また、ドアには大型窓を設けていますので、乗場からかご内、かご内から外部の様子を見ることができるため、開放感があり、防犯上も有効です。

[ 三方枠 ] 小枠・ステンレスへアライン仕上
[ ドア ] 化粧鋼板・ステンレスへアライン仕上目地付
[ しきい ] 硬質アルミ
[ 乗場ボタン ] タクタイルボタン
[ ドア窓 ] 網入ガラス
[ ドア反転装置 ] 多光軸ドアセンサー

※コンコース階用の乗場ボタンには、パーキングスイッチが付きます。

「多光軸ドアセンサー」を採用

ドアの出入口高さのほぼ全体にわたって、赤外線ビームを照射し、光のカーテンを作ります。 この光の一部でも遮光されると、ドアは反転します。多光軸ドアセンサーは、光軸が多い分、乗客の乗り降りを検知しやすくなっています。また、車いすなどが直接ドアと接触することがありません。 ※ビームはイメージ図です。



「タクタイルボタン」を採用

行先方向の表示が浮き出た「タクタイルボタン」を採用していますので、点字が読めない方も、方向の識別が可能です。
※ボタンの表示部は、点灯時がオレンジ色、消灯時は青色となります。
※地上ホーム階用の乗場ボタンには、透明の防水カバーが付きます。

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